当サイトの記事は、経済産業省・国税庁・警察庁・国土交通省など公的機関の情報、e-Gov法令検索の法令、研究機関・博物館の公開情報、田中貴金属工業の公表価格、各買取店・体験施設の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金価格・買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。
砂金採りをしてみたくて、『砂金が採れる川って近くにあるのかな』と調べている方も多いですよね。
結論から言うと、日本には砂金の記録がある川がいくつもあります。ただ、その川で採ってよいかは場所ごとに違い、法律や土地の持ち主の確認が要ります。この記事では、特定の川を案内するのではなく、採る前に確かめるルールと問い合わせ先、採った砂金を売る時の準備が分かります。
砂金が採れる川を探しています。どこか勝手に採ってもいい川ってありますか?
「ここなら誰でも自由に採っていい」と言い切れる川は、残念ながら案内できないんです。代わりに、採ってよいかを自分で確かめる方法を一緒に見ていきましょう。
砂金が採れる川はある?先に知っておきたいこと
日本には砂金の産地として調べられた川がたくさんあります。でも、砂金が見つかることと、そこで採ってよいことは別の話です。採る前に、河川管理者や市町村、土地の所有者に確認しておきましょう。
国立科学博物館の研究資料(2011年)では、日本の砂金の産地51か所の粒を分析しています。砂金が見つかる川は、北から南まで各地にあるんです。
ここでいう砂金の産地は、研究で砂金が見つかった場所という意味です。今もそこで採ってよいという意味ではない点に気をつけてください。
『それなら、近くの川でも採れるかも』と期待したくなりますよね。
ただ、この記事では特定の川の名前は出しません。理由は、砂金が採れるかより先に、その場所で採ってよいかを確かめる必要があるからです。
| よくある思い込み | 実際のところ |
|---|---|
| 砂金が見つかる川なら、自由に採っていい | 採ってよいかは場所ごとに違い、許可や確認が要ることがある |
| 少しだけなら問題ない | 量の多い少ないで決まる話ではなく、場所のルールで決まる |
| 人が採っているのを見たから大丈夫 | ほかの人が許可を取っているかどうかは分からない |
| 河原は誰のものでもない | 河川法では、河岸の土地も河川区域に含めている |
砂金がたまりやすい場所と、産地による違い
砂金って、川のどんなところにあるんですか?
砂金はとても重いので、水の流れがゆるむところに沈んでたまりやすいと言われます。ただ、あくまで一般的な特徴の話として読んでくださいね。
砂金がたまりやすい場所の一般的な特徴
金はとても重い金属です。財務省関税中央分析所の資料では、純金の密度は19.32g/cm3とされています。
砂金は銀などがまざった自然の合金なので純金より軽くなりますが、それでも川の砂よりずっと重いです。だから、水の勢いが弱まるところで、ほかの砂より先に沈みます。
| 場所の特徴 | 砂金がたまりやすいと言われる理由 |
|---|---|
| 川が曲がっている内側 | 流れがゆるみ、重い粒が沈みやすい |
| 大きな石の下流側 | 石の陰で水の勢いが弱まる |
| 川底の岩の割れ目やくぼみ | 重い粒が入り込んで流されにくい |
| 黒い砂が集まっているところ | 重い砂と一緒に砂金もたまりやすい |
川に近づく時は、天気と水の量にも気をつけましょう。浜頓別町観光協会の案内でも、川が増水した時や悪天候の時は砂金掘りができないことがあると書かれています。
ここで知っておきたいのは、たまりやすい場所が分かっても、そこで採ってよいかは別ということです。川の特徴より先に、次の法律の話を見ておきましょう。
砂金の産地で純度が違う
砂金の産地によって、粒の中身にも違いがあります。日本の「金」は、実は金と銀がまざった合金なんです。
国立科学博物館の研究資料では、北海道の砂金9産地で、銀の割合が0〜58重量%と大きく違っていました。同じ1gの砂金でも、産地によって含まれる金の量が変わる、ということです。
砂金の粒の外側には、金が96%以上の縁ができることが多いとも書かれています。見た目が金色でも、中まで同じとは限らないんですよね。
同じ資料には、水銀を含む粒が多くの産地で見つかり、多いもので6%ほど含んでいたという記録もあります。日本で見つかった最大の金塊は、北海道の768gだったそうです。
砂金の純度は産地や粒で違うので、店で測るまで分かりません。「この川の砂金は純度が高いから高く売れる」と決めつけず、重さを量って店で見てもらいましょう。
純度についてくわしくは、砂金の純度は何%?で説明しています。
川で砂金を採る前に確かめる法律
川で砂金を採るのに、本当に許可が要るんですか?
場所によって、いくつかの法律が関わってきます。条文にどう書いてあるかを見て、自分の行きたい場所に当てはまるか確かめましょう。
砂金の採取に関わる法律を、条文に書いてある範囲でまとめました(e-Govで確認)。
| 法律 | 条文に書いてあること | 関わる場面 |
|---|---|---|
| 鉱業法 | 第3条で金鉱・砂金を「鉱物」としている。第7条「まだ掘採されない鉱物は、鉱業権によるのでなければ、掘採してはならない。」 | どこで採る場合も関わる |
| 河川法 | 第25条 河川区域内の土地で土石(砂を含む)を採取するには河川管理者の許可が必要 | 一級河川・二級河川・準用河川 |
| 自然公園法 | 特別地域・特別保護地区で「鉱物を掘採し、又は土石を採取すること」は許可が必要。普通地域では届出 | 国立公園・国定公園の中 |
| 土地の所有者 | 私有地に入って採るなら、所有者の了解が要る | 私有地・河川区域の外 |
鉱業法の第7条には例外がありますが、可燃性天然ガスや石灰石などを家で使う場合だけで、金は入っていません。第7条違反は、第147条で「五年以下の拘禁刑若しくは三百万円以下の罰金」とされています。
自然公園法の特別地域などで許可なく採った場合は、第82条で「一年以下の拘禁刑又は百万円以下の罰金」と定められています。
個人が皿で川の砂金を採る行為が、鉱業法の「掘採」や河川法の「採取」に当たるかを書いた公式の解説は、確認できませんでした。この記事では違法とも問題ないとも言い切りません。だからこそ、採る前に管理している所へ聞いておくのが確かです。
河川法の「河川」は一級河川と二級河川で、市町村長が指定した準用河川にも二級河川の決まりが準用されます。それ以外の小さな川は、自治体の条例による場合があります。
都道府県立の自然公園も、規制の中身は都道府県の条例で決まります。行きたい場所がどれに当たるかで、聞く先が変わるんです。
「河川区域」ってどこまで?
河川法の第6条では、河川区域を「河川の流水が継続して存する土地」などとし、河岸の土地も含めています。水が流れているところだけでなく、川岸も含まれるということです。
河川法の第32条には、第25条の許可を受けた人から、都道府県知事が土石採取料などを取れるという決まりもあります。許可を取れば何でも自由、というわけでもないんですね。
採った砂金は誰のものになる?
鉱業法の第8条第2項には「鉱区外において、土地から分離された鉱物は、無主の動産とする。」とあります。民法の第239条は、持ち主のいない動産は、自分の物にするつもりで手にした人のものになるとしています。
一方、鉱区の中で鉱業権によらずに分離された鉱物は、鉱業権者のものになると第8条第1項に書かれています。同じ砂金でも、採った場所で話が変わるんです。
法律の考え方は、砂金を売るのは違法?法律・資格・許可で確かめることでもまとめています。
どこに確認する?問い合わせの手順と聞き方
確認するといっても、どこに電話すればいいのか分かりません。
まずは市町村の役所に聞いてみると、手がかりがつかめますよ。聞き方の例も書いておきますね。
『役所に聞くなんて大げさかな』と思う方もいるかもしれません。でも、何をしたいかをそのまま伝えれば、担当の窓口を案内してもらえます。
- 行きたい場所の地図を用意し、どの川のどのあたりかを決める
- 市町村の役所に「この場所の河川管理者はどこですか」と聞く
- 河川管理者(国の河川事務所や都道府県の担当)に、採ってよいか聞く
- 国立公園・国定公園の中なら、公園の管理者にも聞く
- 私有地を通る・私有地で採るなら、土地の所有者の了解をもらう
- 聞いた日・相手・答えをメモしておく
聞く時は、何をするかを具体的に伝えるのがコツです。例えば、こんな言い方です。
「趣味で砂金を探したいと思っています。〇〇川の〇〇橋の近くで、皿で川の砂をすくって洗うだけなのですが、この場所でしてもよいでしょうか?」
| 問い合わせの答え | その後の動き方 |
|---|---|
| 許可や手続きが要る | 手続きの方法と、どこに出すかを聞く |
| この場所では採らないでほしい | その場所では採らない |
| 担当はここではない | 案内された窓口に聞き直す |
| 土地の所有者に聞いてほしい | 所有者を調べて了解をもらう |
答えが「確認できない」「ここでは控えてほしい」だった時は、その場所では採らないでおきましょう。
- 行きたい場所を地図で特定しておく
- 使う道具と、どんな採り方をするかを決めておく
- 国立公園・国定公園の中かどうか調べておく
- 私有地を通らないか確かめておく
- 答えをメモできるようにしておく

確実に試したいなら、砂金採り体験施設から
問い合わせが大変そうなので、まずは気軽に試してみたいです。
それなら、砂金採り体験施設がおすすめです。施設のルールに沿って体験できるので、場所の心配をしなくてすみますよ。
体験施設なら、採ってよい場所かどうかで迷う必要はありません。公式サイトに出ている内容をまとめました(2026年10月21日確認)。
| 体験施設 | 公式サイトにある案内 |
|---|---|
| 湯之奥金山博物館(山梨県身延町) | 砂金採り体験は大人1,000円・30分。初心者平均3粒前後。プラ小瓶のまま持ち帰り可 |
| 土肥金山(静岡県伊豆市) | 「純金粒のみ採るコース」3,500円など。体験時間15分 |
| 佐渡西三川ゴールドパーク(新潟県佐渡市) | 入館料に砂金採り体験込み(時期により2,200円〜2,500円)。採った砂金をその場で加工 |
| ウソタンナイ砂金採掘公園(北海道浜頓別町) | 2023年時点の観光協会の案内で、川掘り500円・時間制限なし。道具の貸し出しあり |
料金や営業時間は変わることがあるので、行く前に各施設の公式サイトで確かめてください。
体験施設と川、どちらで始める?
- 採ってよい場所かで迷わない
- 道具を借りられる施設もある
- 採り方を教えてもらえることがある
- 採ってよいかを自分で確かめる必要がある
- 道具は自分でそろえる
- 天気や水の量に左右される
はじめの1回は体験施設で採り方に慣れ、川で採りたくなったら問い合わせをしてから、という順番だと無理がありません。
体験施設の砂金は、施設が用意した粒であることもあります。また、体験で採った砂金を売ることについて、公式に書いている施設は見当たりませんでした。
採り方の基本は砂金の採り方の基本、体験で採った砂金の扱いは砂金採り体験の砂金は売れる?で説明しています。
川で採った砂金を売る時の準備
許可を確かめて採った砂金が少したまったら、売ることもできますか?
できますよ。売ることそのものを禁じる法律は、調べた範囲では見当たりません。重さと、どこで採ったかを説明できるようにしておきましょう。
鉱業法・河川法・自然公園法で確かめられたのは、採る側の決まりです。取れた物を売ることを直接禁じる条文は見つかりませんでした。
売る側に資格はいりません。古物商許可は、仕事として買い取る店の側が持つものです。
ただし、採ってはいけない場所で採った物や、人の物を勝手に持ってきた物の扱いは、また別の問題になります。
『どこで採ったか聞かれたらどうしよう』と不安な方もいるかもしれません。問い合わせで確かめた場所で採ったなら、そのまま伝えれば大丈夫です。
| 売る前に用意すること | 理由 |
|---|---|
| 乾かした砂金を小瓶に入れる | 濡れていると重さが正しく量れない |
| 0.01g単位のはかりで量った重さ | 金の量だけで見た目安を出せる |
| 採った日と場所のメモ | 店に入手先を説明しやすい |
| 問い合わせで確かめた内容のメモ | 採った場所のルールを確かめたことを示せる |
| 現住所の書かれた本人確認書類 | 古物営業法で、買い取る店は本人確認をする |
重さが分かれば目安を計算できます。田中貴金属工業が2026年10月20日17時に公表した金の店頭買取価格は22,773円/g(税込)です。記事執筆日時点の参考値で、金地金の価格なので、砂金の買取価格そのものではありません。
例えば純度が90%なら、0.1gで約2,050円、1gで約20,496円が金の量だけで見た目安です。実際の提示額は、純度の判定や砂などのまじり物、精錬の費用、店の単価でこの目安より下がります。

店で聞かれやすいことと、答え方
本人確認は、古物営業法で買い取る店に求められています。おたからやは、現住所の書かれた本人確認書類が必要で、18歳未満の買取はしないと公式サイトで案内しています。
砂金は刻印が無いので、店から「どこで手に入れたものですか?」と聞かれることもあります。その時は「〇〇の川で、市役所に確認してから採りました」のように、メモを見ながら答えれば十分です。
採った場所を説明しにくい物を、無理に売ろうとしないことも大切です。
おたからやの公式サイトは「観光地や河原で採取した天然砂金も売却可能です。」と案内しています。不純物がまざった状態でも査定できるので、自分で溶かしたり、無理に選り分けたりしなくて大丈夫です。
自分で溶かすのは火災ややけどの危険があり、溶かしても含まれる金の量は増えません。
PR|金・貴金属の買取
砂金・自然金の査定額を確かめる
砂金や自然金も、金を含む品として査定を受けられます。店頭のほか出張査定も選べるので、金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
採った砂金を売るまでの流れは、砂金採りで集めた砂金を売るで順番に見ていけます。
砂金が採れる川についてよくある相談
Yahoo!知恵袋にも、砂金が採れる川についての相談がたくさん出ています。よくあるものを要約して答えます。
勝手に採ってもいい川を教えてほしい
『許可がいらない川だけ知りたい』という相談です。
気持ちはよく分かります。ただ、採ってよいかは同じ川でも場所によって違い、ここで「この川なら自由に採っていい」とは言えません。
行きたい場所が決まったら、市町村の役所で河川管理者を教えてもらい、確かめてから出かけましょう。気軽に試すなら、体験施設がいちばん安心です。
地元の川で砂金採りをするのに、許可はいる?どこに聞けばいい?
帰省した時に、地元の川で砂金採りをしてみたいという相談です。
川によって、管理しているのが国か都道府県か市町村かが違います。まずはその川がある市町村の役所に「この場所の河川管理者はどこですか」と聞いてみましょう。
国立公園や国定公園の中なら、公園の管理者にも確認が要ります。答えをもらった日と相手はメモしておくと、あとで説明しやすいです。
砂金が採れる川で採った後は、どうするの?
採った砂金は、乾かして小瓶にためておきます。重さを量り、採った日と場所をラベルに書いておけば、売る時も記念に残す時も困りません。
売るなら、砂金の買取を公式に案内している店に相談しましょう。
| 相談 | 答えのポイント |
|---|---|
| 勝手に採ってもいい川は? | 言い切れる川はない。場所ごとに確認する |
| 地元の川で採るには許可がいる? | 市町村で河川管理者を聞き、そこで確かめる |
| 採った後はどうする? | 乾かして量り、ラベルを付けて保管・相談 |
よくある質問
砂金の産地として有名な川なら、誰でも採っていいですか?
産地として知られていることと、採ってよいことは別です。河川管理者や市町村、土地の所有者に確認してから採りましょう。
河原で拾うだけなら、許可はいりませんか?
河川法は河岸の土地も河川区域に含めていて、第25条では土石(砂を含む)の採取に許可が要るとされています。拾うだけでよいかも含めて、河川管理者に聞いてみてください。
川で採った砂金に、税金はかかりますか?
国税庁の公開情報には、自分で採った砂金を売った時の所得の分け方が書かれていません。気になる時は税務署や税理士に確認しましょう。
砂金が採れる川の一覧や地図はありますか?
研究資料で砂金の産地をまとめたものはありますが、採ってよい場所の一覧ではありません。行きたい場所が決まったら、その場所ごとに河川管理者や市町村に確かめるのが確かです。
川の砂金は、純度が高いですか?
産地や粒によって違います。北海道の9産地では銀の割合が0〜58重量%と幅がありました。店で測るまで分からないと考えておきましょう。
まとめ
- 日本には砂金の産地として調べられた川がたくさんある
- 砂金が見つかることと、そこで採ってよいことは別
- 鉱業法・河川法・自然公園法と土地の所有者の確認が関わる
- 市町村で河川管理者を聞き、採ってよいか確かめてから採る
- 気軽に試すなら体験施設、採った砂金は乾かして量り、メモと一緒に売る
砂金を売る全体の流れは、砂金の買取ガイドで確認できます。







コメント