砂金の買取ガイド|値段の計算と純度の見方・売れる店と売る前の準備

小瓶に入った砂金とはかりを描いた、砂金の買取ガイド記事のアイキャッチ

当サイトの記事は、経済産業省・国税庁・警察庁・国土交通省など公的機関の情報、e-Gov法令検索の法令、研究機関・博物館の公開情報、田中貴金属工業の公表価格、各買取店・体験施設の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金価格・買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。

川で集めた砂金や、家族から受け継いだ小瓶の砂金。『これ、本当に売れるのかな』と手のひらで眺めている方も多いはずです。

結論から言うと、砂金の買取をしている店はあります。値段は「含まれている金の量」で決まるので、重さと純度が分かれば、売る前におおよその目安を自分で計算できます。

このページでは、砂金を売ると決めた人が迷いやすいところを、売る前の準備から店選び、法律や税金の確認まで順番にお話しします。

砂金を持っている人

小瓶に少したまった砂金を売ってみたいんです。でも、どこに持っていけばいいのかも分からなくて。

案内役

大丈夫ですよ。まずは重さを量って、どんな店が砂金を受けているかを知るところから始めましょう。順番に見ていけば、思ったより迷わずに済みます。

目次

砂金は買取してもらえる?まず知っておきたい結論

先に結論

砂金は、砂金を買取対象と公式に書いている店や、精錬・分析をする業者に持ち込めば売れます。ただし、どの金買取店でも受けてくれるわけではありません。

『金なんだから、金を買う店ならどこでも売れるでしょ』と思いますよね。

実は、砂金は指輪やネックレスと違って刻印がありません。どれだけ金が入っているかを店が自分で確かめる必要があるので、受ける店と受けない店に分かれるんです。

砂金を受けると公式に書いている店がある

例えば、大手のおたからやは砂金の専用ページを持っています。そこには「観光地や河原で採取した天然砂金も売却可能です。」と書かれています。

同じページでは、砂や石が混ざった未精製の状態でも査定できること、金粉のような細かい砂金も査定対象であることも書かれています(2026年10月21日確認)。

「粒の大きさは問わず、瓶・袋にまとめて持ち込むだけ」とも書かれています。小瓶のまま持っていけばいいので、特別な準備はいらないんです。

一方で、大手でも砂金について公式に何も書いていない店もあります。その場合は、持ち込む前に電話で「砂金を見てもらえますか」と聞いておくと安心です。

砂金を持っている人

小さい粒ばかりなんですが、それでも値段はつくんでしょうか?

案内役

金が含まれていれば、量に応じて値段はつきます。ただ、ごく少量だと量り方の精度に限りがあるので、ある程度まとめてから持ち込むほうが正確に見てもらいやすいですよ。

値段がつくのは「金の量」

砂金の値段は、粒の見た目よりも「重さ」と「金の割合(純度)」で決まります。

おたからやの砂金ページでも、価格は「重量」「金の純度」「当日の金相場」の3点を基準に決まると書かれています。

値段を決めるものどういうことか売る前にできること
重さ砂や石を除いた砂金そのものの重さ0.01g単位のはかりで量っておく
金の割合(純度)砂金に含まれる金の割合。銀が混ざる店で測ってもらう(自分では分からない)
当日の金の価格公表される金の価格は日々変わる売る日の公表価格を見ておく
店の条件精錬にかかる費用などの差し引き査定のときに内訳を聞く

売れやすい砂金と、値段がつきにくい砂金

同じ砂金でも、売りやすさには差があります。ポイントは「金が含まれていると確かめられるか」と「量が測れるか」です。

例えば、乾いた砂金が小瓶にまとまっていて重さも量ってあれば、店はすぐに測定に入れます。反対に、砂のほうがずっと多くて金の粒がほとんど見えない状態だと、測っても金の量がわずかになりがちです。

状態売りやすさの目安
乾いた砂金が小瓶にまとまっている重さと純度を測りやすい
砂や黒い砂が少し混ざっている査定できる店がある(砂金ページに明記の店も)
金粉のように細かい査定対象と書く店がある。量が少ないと精度に限りがある
金色の粒か分からない物が多い金でない物が混ざっていると値段がつかないことも
岩の中に金が見える石鉱石は買取できないと書く店がある

売れる砂金とそうでない砂金の違いは砂金は売れる?で、少ない量の売り方は少量の砂金でも買取してもらえる?で詳しくお話ししています。

砂金・自然金・金鉱石は何が違う?売るときの見られ方

先に結論

砂金は川の砂にまじった金の粒、自然金は自然のままの金のかたまり、金鉱石は岩の中に金が入った石です。売るときに一番扱いやすいのは砂金と自然金で、金鉱石は受ける店がぐっと少なくなります。

『砂金も自然金も、同じ金じゃないの?』と感じる方もいますよね。

どれも自然の中でできた金ですが、店から見ると「金がどれだけ取り出せるか」が違います。そこで値段のつき方も変わるんです。

種類どんな物か売るときの見られ方
砂金川の砂の中にある小さな金色の粒重さと純度で金の量を計算する
自然金(ナゲット)大きめの金のかたまり金の量に加え、形や見た目が評価される場合がある
金鉱石岩石の中に金が入った石金はごくわずか。買取できないと書く店もある

指輪やネックレスの金とは何が違う?

金の指輪やネックレスには、K18やK24といった刻印があります。店はその刻印を手がかりに、純度の見当をつけられるんです。

砂金には刻印がありません。そこで店は、機械や比重で純度を測ってから値段を出します。この「測る手間」があるぶん、受ける店が限られます。

刻印のある金製品
  • 刻印で純度の見当がつく
  • 多くの金買取店で受けてもらえる
  • 相場表の品位ごとの価格を当てはめやすい
砂金
  • 刻印がなく、測るまで純度が分からない
  • 受ける店と受けない店がある
  • 相場表の価格をそのまま当てはめられない

手元に金の指輪などがあれば、砂金と一緒に査定に出すこともできます。

金鉱石に入っている金はごくわずか

金鉱石は、見た目がきれいでも中の金はほんの少しです。

国内で操業している菱刈鉱山は、鉱石1トン中の平均金量が約20gという高品位だと住友金属鉱山が紹介しています。世界の主要金鉱山の平均品位は3〜5gです。

田中貴金属のRE:TANAKAでは「お買取りできないもの」に「鉱石」が挙がっています。金鉱石を売りたい時は、受けてもらえるかを先に確かめておきましょう。

大きな自然金は形も見られることがある

大粒の自然金は、金の量だけでなく形や美しさが評価される場合があります。

おたからやの砂金ページには「大粒や美しい結晶の場合、外観の付加価値によって高価買取につながるケースもあります」とあります。大きな粒は、ほかの細かい砂金と混ぜずに分けて保管しておくと説明しやすいですよ。

詳しくは砂金の価値と金との違いで、標本として売る考え方は砂金・自然金の標本の値段でお話ししています。

砂金の純度は何%?金と銀が混ざっている理由

先に結論

砂金は純金ではなく、金と銀が混ざった合金です。銀の割合は産地や粒によって大きく違うので、「砂金の純度は何%」と一つの数字では言えません。

『砂金って、混ざり物のない純金じゃないんですか?』と驚く方は多いです。

国立科学博物館のモノグラフ(2011年)は、日本の砂金51産地を分析しています。そこでは、日本の「金」は厳密には金と銀の合金だと書かれています。

産地によって銀の割合が違う

同じ論文では、北海道の9産地の砂金で銀が0〜58重量%と幅があったと報告されています。下は、産地ごとに測った粒の銀の割合の一部です。

産地銀の割合(重量%)読み取れること
北海道・泊内2.19〜2.47銀が少なく、金の割合が高い
岩手・北上川20.95〜25.77銀が2割ほど混ざる
石川・犀川18.98〜41.31同じ産地でも粒で差が大きい
岐阜・高山34.64〜47.48銀がかなり多い

砂金の外側には、金が96%以上の純度の高い縁ができることが多いとも書かれています。表面がきれいな金色でも、中まで同じ純度とは限らないんです。

例えば、銀が2割ほど含まれている粒なら、金は残りのおよそ8割です。同じ1gでも、産地によって中の金の量が変わる、ということですね。

店によって言い方が違う

買取店のコラムでは「約90%」「K20前後」「K18〜K22程度」など、砂金の純度の書き方がばらばらです。どれも目安で、実際は店で測るまで分かりません。

純度の詳しい話は砂金の純度は何%?にまとめています。

店はどうやって純度を測る?

純度の測り方は、店や業者によって違います。どの方法かで、砂金が手元に戻るかどうかも変わるんです。

測り方公式に書いている店・業者砂金はどうなるか
蛍光X線分析おたからや(砂金ページ)非破壊なので形はそのまま
比重なんぼや・買取大吉(刻印のない金のFAQ)形はそのまま
溶かして精錬・分析K.G.B.神戸ゴールドバンク・奈良屋貴金属原形は残らず、元に戻らない
ルーペで1粒ずつ見るあおい商店天然砂金のまま値付け

溶かして分析する方法は、取り出した金の量で値段が決まるので、量が多い時に向いています。少量で、まず金額を知りたいだけなら、形を残したまま測れる店のほうが気軽ですよ。

砂金を持っている人

自分で純度を調べる方法はないんでしょうか?

案内役

水を使って比重を量る方法はありますが、砂金は銀を含むので、純金の数字に当てはめても正確には出ません。売る前の目安づくりは「仮の純度」で計算して、正確な値は店で測ってもらうのがおすすめです。

砂金の買取価格はどう決まる?値段の目安を計算する

先に結論

金の量だけで見た目安は「金の公表買取価格×金の割合(純度)×重さ」で出せます。これは素材としての上限の目安で、実際の提示額はここから下がります。

ここが大事なところです。計算に使う金の価格は、田中貴金属工業が公表している金の店頭買取価格にします。

田中貴金属工業が2026年10月20日17時に公表した金の店頭買取価格は、1gあたり22,773円(税込)でした。記事執筆日時点の参考値で、金地金の価格です。砂金の買取価格そのものではありません。

最新の値は田中貴金属工業の貴金属価格情報で確かめられます。公表は営業日の9時30分と14時です。

金の公表買取価格と純度と重さを掛けて砂金の値段の目安を出す計算の図解

純度と重さで見る早見表

砂金の純度は測るまで分からないので、下の表では「例えば純度が○%なら」という仮の値で計算しています。

仮の純度1gあたりの金の価値0.1g0.5g1g10g
95%21,634円2,163円10,817円21,634円216,344円
90%20,496円2,050円10,248円20,496円204,957円
85%19,357円1,936円9,679円19,357円193,570円
80%18,218円1,822円9,109円18,218円182,184円
75%17,080円1,708円8,540円17,080円170,798円

例えば純度が90%の砂金0.5gなら、22,773円×0.9×0.5gで10,248円です。これが金の量だけで見た目安になります。

言いかえると、純度90%の砂金1gには、金が0.9gほど入っている計算です。残りの多くは銀なので、砂金1gが金1gと同じ値段にはならないんです。

砂金には銀も入っていて、銀にも価値はあります。ただ、田中貴金属の同じ時刻の銀の買取価格は1gあたり304.15円で、金に比べるとわずかです。

自分で目安を出す手順
  1. 砂や石を除いて、砂金だけの重さを量る
  2. 田中貴金属工業の当日の金の店頭買取価格を確かめる
  3. 純度を仮に置いて「価格×純度×重さ」を計算する
  4. 純度を95%と80%など2通りで計算して、幅で見ておく

計算してみるとこうなる

小瓶の砂金を量ったら3gだった、という場面で考えてみます。

純度を95%と仮に置くと、22,773円×0.95×3gで64,903円です。80%と置くと54,655円になります。同じ3gでも、純度の違いだけで1万円ほどの差が出るんです。

買取店の相場表は砂金の価格ではない

おたからやの砂金ページ上部には「本日の金・貴金属 参考買取相場」として、K24やK18などの1gあたりの金額が出ています。これは金製品の相場で、砂金の買取価格ではありません。純度の分からない砂金は、仮の純度で幅をもって見ておきましょう。

いつ売れば得か、という相場の予想はこの記事ではしません。売る日の公表価格で計算し直せば、その日の目安が分かりますよ。

1g・1粒・10gごとの計算は砂金の値段はいくら?で、毎日の価格の見方は砂金の買取相場で詳しく扱っています。

実際の買取額が計算より下がるのはなぜ?

先に結論

砂金は刻印がないので、店は純度を測り、場合によっては溶かして精錬します。その費用や手間が差し引かれるので、提示額は素材の目安より低くなるのが普通です。

『計算では2万円くらいなのに、思ったより安い』と感じることもありますよね。

それは、公表価格が「純度がはっきりした金地金」の価格だからです。砂金はそこまで整った状態ではないので、金地金と同じ値段にはなりません。

公式に書かれている差し引き

おたからやの砂金ページの相場グラフには「買取価格は、精錬・加工に要する費用等を差し引いた金額となります」と注記があります。査定料・鑑定料は無料と書かれていますが、精錬の費用は価格の中に入っているということです。

ほかの業者の公式情報にも、差し引きの考え方が書かれています。

業者公式に書かれている条件(2026年10月21日確認)
おたからや査定料・鑑定料は無料。買取価格は精錬・加工の費用等を差し引いた金額
なんぼや手数料は実物拝見時に案内。査定料・送料・出張費・振込手数料は無料
K.G.B.神戸ゴールドバンク処理費用・手数料は買取価格に含まれ、それ以上の費用はかからない
奈良屋貴金属分析手数料は合計評価金額の15%が上限
あおい商店鑑定・キャンセル料は無料。送料と振込手数料は売る人の負担
提示額を聞いたら確かめること
  • 何gとして量ったかを聞く
  • 純度をどう判定したか(機械か、目視か)を聞く
  • その日のどの金の価格をもとにしたかを聞く
  • 差し引かれている費用があるかを聞く

提示額に納得できない時の考え方は砂金の買取が思ったより安い理由に、費用の名目の違いは砂金の買取手数料にまとめています。

少量だと費用の重みが大きくなる

精錬分析を個人から受ける業者もありますが、少量だと費用が割高になりがちです。

例えば井島貴金属精錬は、金の精製費を1gあたり85円、最低料金を1件8,500円(いずれも税抜)と案内しています。数粒の砂金を精錬に出すと、最低料金のほうが金の価値より大きくなることもあるんです。

少ない量なら、溶かさずに測れる店で見てもらい、まとまってから精錬を考える、という順番が無理がありません。

ちなみに、砂金を集めて溶かして一つにまとめれば価値が上がる、ということもありません。値段のもとはあくまで中の金の量で、溶かしても金は増えないからです。

本物の砂金か確かめるには?金色の粒の見分け方

先に結論

金色に光る粒が、すべて金とは限りません。自分でできるのは「怪しい物を分けておく」ところまでで、金かどうかの判断は店の測定に任せるのが確実です。

『キラキラしているから金だと思っていた』という話はよくあります。

砂金を持っている人

川で光っている粒を集めたんですが、全部が金なのか自信がありません。

案内役

光り方だけでは決められないので、怪しい粒は分けておいて店で聞くのがいちばん早いです。金でない物が混ざったまま量ると、目安の計算もずれてしまいますよ。

川の砂には、金色に光る別の鉱物もまじっています。見た目だけで決めつけず、店で測ってもらってから一喜一憂しても遅くありません。

比重だけでは見分けにくいこともある

金はとても重い金属で、純金の密度は1cm3あたり19.32gです。ただ、砂金は銀を含むので、この数字をそのまま砂金に当てはめることはできません。

関税中央分析所報では、タングステン(19.25)は金と密度が近く、一般的なはかりの精度では見分けが難しいと報告されています。重さだけで本物と言い切るのは難しいんです。

自分でできる確認
  • 軽く振ったときに、砂の中で沈みやすいかを見る
  • 割れたり粉になったりせず、形を保っているかを見る
  • 磁石に引き寄せられる黒い砂を分けておく
  • 金かどうか分からない粒は、別の袋に分けて店で聞く

店で聞くときの言い方

金かどうか自信がない時は、正直にそう伝えて大丈夫です。例えば、こんなふうに聞いてみてください。

「川で集めた物なんですが、金かどうか自信がなくて。全部金か見てもらえますか」

「この大きい粒だけ別に分けてあるので、こちらも見てもらえますか」

金ではない粒が分かれば、残りの砂金だけで重さを量り直してもらえます。そのほうが、純度の測り方もぶれにくくなります。

見分け方の詳しい話は砂金の本物の見分け方、水を使った量り方は砂金の比重で純度を確かめるでお話ししています。

売る前の準備|砂を除いて重さを量る

先に結論

売る前にしておきたいのは、軽く砂を落として、砂金だけの重さを量っておくことです。溶かしたり薬品を使ったりする必要はありません。

『きれいにしてから持っていったほうが高く売れる?』と考える方は多いです。

ただ、おたからやの砂金ページには「精製は不要です」と書かれています。自分で選別しようとすると、砂金そのものを失う可能性があるとも書かれているんです。

砂金を売る前に砂を落として重さを量り小瓶にまとめる準備の流れの図解
売る前の準備
  1. 小瓶や袋ごと、砂金の入った容器を用意する
  2. 磁石で黒い砂鉄を分け、軽く水で土を落とす
  3. よく乾かしてから、0.01g単位のはかりで重さを量る
  4. 大きな粒は別の小瓶に分けておく
  5. 採った場所や受け継いだいきさつをメモしておく

量った重さは、査定のときの答え合わせに使えます。店で量った重さと大きく違ったら、その場で聞いてみてください。

容器の重さを引くのを忘れない

小瓶ごと量ると、瓶の重さまで入ってしまいます。はかりに空の容器をのせてゼロに合わせてから、砂金を入れて量ってみてください。

0.01g単位で量れるはかりなら、数粒の砂金でも重さの変化が分かります。キッチン用の1g単位のはかりでは、少量の砂金は0gと出てしまうこともあるんです。

自分で溶かす・薬品を使うのはやめておく

砂金を溶かして一つのかたまりにすれば高く売れる、という話を聞くことがあります。

でも、溶かしても含まれる金の量は増えません。バーナーで溶かすのは火災ややけどの危険もあります。水銀を使う昔の方法は危険なので、しないでください。

よくある失敗

自分で溶かした塊は、扱いが難しくなる店もあります。地金商のリークルは、金を高温で溶かし固めた物の即日の買取を受け付けていないとお知らせしています(2026年9月)。

溶かすことについては砂金は溶かして売ると高い?、保管のしかたは砂金の保管方法にまとめています。

こんな売り方は避けておきたい

最後に、売る前に避けておきたいことをまとめておきます。どれも、あとから取り返しがつきにくいものです。

避けたいこと
  • 自分で溶かしたり、薬品で処理したりする
  • 金かどうか分からない粒を、砂金と混ぜたまま重さを量る
  • 溶かして分析する業者に、条件を読まずに送る
  • 採ってよいか確かめていない場所の砂金を売る
  • 1軒目の金額だけで、理由を聞かずに決める

特に溶かして分析する業者は、始めたら元に戻せません。送る前に一度立ち止まって、条件を読み直してみてください。

砂金はどこで売る?売り先の種類と選び方

先に結論

売り先は大きく分けて、大手の買取店・地金商・精錬分析をする業者・砂金専門店・フリマの5つです。少量ならまず近くの店で相談し、量が多いなら精錬分析の業者も比べる、という順番が迷いにくいです。

『どこで売っても同じでは?』と思うかもしれません。

実は、砂金の測り方や手放すときの条件は、売り先によってかなり違います。同じ砂金でも、向いている売り先が変わるんです。

売り先公式に書かれていること向いている人
大手の買取店おたからやは砂金専用ページあり。なんぼやはFAQで比重確認が必要と案内少量でも近くで相談したい
地金商田中貴金属のRE:TANAKAは「鉱石」「粒状」を買取できない物に挙げている価格の物差しとして使う
精錬分析をする業者溶かして分析し、回収した金の量で評価。原形は残らない量が多く、時間がかかってもよい
砂金専門店溶かさず天然砂金として形や色つやも見て値付け粒の形や産地も評価してほしい
フリマ出品ルールは各サービスの公式ヘルプで確認重さと純度を証明しにくい点に注意
砂金の売り先を大手買取店・地金商・精錬分析業者・砂金専門店・フリマに分けて特徴を並べた図解

少量なら店頭で測ってもらえる店が便利

数粒や1g前後の砂金なら、その場で測って金額を出してもらえる店頭が手軽です。

おたからやの砂金ページには、蛍光X線分析で純度と量を測ると書かれています。全店に比重計を置いているとも書かれていて、店舗数は2,080店舗以上(2026年10月時点)です。店頭のほか出張査定も選べます。

地金商は「物差し」として使う

田中貴金属工業のような地金商は、金の価格を毎日公表しているので、値段の目安を出すときの物差しになります。

ただ、RE:TANAKAの「お買取りできないもの」には「鉱石」と「粒状」が挙がっています。石福金属興業や三菱マテリアルも、公式サイトに砂金についての記載は見当たりません(2026年10月21日確認)。地金商の価格は計算に使い、売り先は砂金を受ける店から選ぶ、と分けて考えるとすっきりします。

量が多いなら精錬分析の業者も候補

まとまった量なら、溶かして分析し、取り出せた金の量で値段を決める業者もあります。

K.G.B.神戸ゴールドバンクは、精製開始後のキャンセルはできず、原形は残らず、精製完了まで通常1〜3週間ほどかかると案内しています。奈良屋貴金属も破壊分析のため元の状態では返せないとしています。

形や産地も見てほしいなら砂金専門店

大粒の自然金や、きれいな形の粒が多いなら、溶かさずに値段をつける砂金専門店もあります。

あおい商店は、1粒から写真で無料査定すると案内しています。形状や色つや、重さ、産地の情報などを見て、天然砂金として値段をつけるそうです。単純に重さ×金の価格だけで決まるわけではない、とも書かれています。

持ち込む前に電話で聞いておくこと

砂金について公式に書いていない店もあるので、出かける前に一度電話しておくと無駄足になりません。聞き方はシンプルで大丈夫です。

「川で採った砂金が小瓶に〇gほどあるんですが、査定してもらえますか」

「測るのは機械ですか。溶かして分析しますか」

この2つを聞いておけば、その店で測ってもらえるかと、砂金が手元に戻るかが分かります。

フリマで売る前に考えたいこと

『自分で値段をつけて売ったほうが高いかも』と、フリマを考える方もいますよね。

ただ、フリマでは買う人が純度を測れません。重さと純度を証明しにくいので、値段のつけ方が難しいんです。出品してよいかどうかのルールも、各サービスの公式ヘルプで確かめておく必要があります。

まずは店で純度と金額を聞いてから考えても遅くありません。フリマとの違いは砂金はメルカリ・ヤフオクで売れる?でお話ししています。

砂金を持っている人

いろいろあって迷います。最初の1軒はどう選べばいいですか?

案内役

少量なら、砂金を受けると公式に書いていて、その場で測ってもらえる近くの店から始めるのが気軽です。金額を聞いてから売るか決めればいいので、査定だけで帰っても大丈夫ですよ。

まず実際の金額を知りたい時は、査定料のかからない店で一度見てもらうのが近道です。重さのメモを持って、気軽に相談してみてください。

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砂金・自然金の査定額を確かめる

砂金や自然金も、金を含む品として査定を受けられます。店頭のほか出張査定も選べるので、金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

売り先ごとの違いは砂金はどこで売る?、大手の公式情報を並べた比較は砂金の買取店を比較、高く売るための順番は砂金を高く売る方法でお話ししています。

買取の流れと手数料・本人確認で確かめること

先に結論

砂金を売るときは、本人確認書類が要ります。査定の流れは「重さを量る、純度を測る、金額を聞く、納得したら売る」の4段階で、金額を聞いてから断ることもできます。

『身分証まで要るの?』と少し身構えてしまいますよね。

買取店は、古物営業法にもとづいて売る人の本人確認をしています。法律では対価が1万円未満なら免除の例外がありますが、店は金額に関係なく本人確認書類を求めることが多いです。

店頭で売るときの流れ
  1. 本人確認書類と砂金、重さのメモを持って店に行く
  2. 店が重さを量り、純度を測る
  3. 金額と、その金額になった理由を聞く
  4. 納得したら書類に記入して売る
  5. 納得できなければ、その日は売らずに持ち帰る

本人確認書類と金額の線

おたからやの砂金ページでは、現住所の書かれた本人確認書類が必要で、18歳未満は買取しないと案内しています。200万円を超える取引では、顔写真付きの書類が必要です。

確認すること公式・法令に書かれていること
本人確認古物営業法で買取業者が売る人を確認する。多くの店は金額に関係なく求める
年齢おたからや・なんぼや・買取大吉は18歳未満の買取をしないと案内
200万円超の現金払い犯罪収益移転防止法で、本人の確認に加えて取引の目的や職業の確認がある
代理で売るおたからやは親族以外からの依頼に委任状などが必要と案内

宅配で送る場合は、送料や振込手数料をどちらが持つかが店で違います。店頭の査定にかかる時間は、おたからやの場合、物量にもよりますが平均5分〜15分ほどと案内されています(金・貴金属全般の目安)。

流れの詳しい話は砂金の買取の流れと必要なものにまとめています。

宅配で送るときは条件を先に読む

近くに店がない時は、宅配で受ける業者もあります。ただ、本人確認のしかたや費用の負担が店ごとに違うんです。

例えば、K.G.B.神戸ゴールドバンクは無料の宅配買取キットで受け付けています。あおい商店は、写真で査定したあとに現物を送り、本人確認は本人限定受取郵便で行うと案内しています。

宅配で送る前に
  • 送料と振込手数料をどちらが持つかを確かめる
  • 本人確認のしかた(書類のコピー同封か、郵便か)を確かめる
  • 溶かして分析する場合、キャンセルできるかを確かめる
  • 送る前の重さを量って、写真を撮っておく

送り方は砂金の宅配買取で詳しくお話ししています。

砂金を持っている人

査定してもらって、やっぱり売らないって言っても大丈夫ですか?

案内役

店頭の査定なら、金額を聞いてから決めて大丈夫です。ただ、溶かして分析する業者は分析を始めたらキャンセルできない条件があるので、送る前に条件を読んでおきましょう。

砂金を売るのに資格や許可は要る?法律と税金の確認

先に結論

砂金を売ることを直接禁じる法律は、調べた範囲では見当たりません。売る側に資格は要りません。ただし、採る場所にはルールがあるので、採る前の確認が大切です。

『こんなものを売って、捕まったりしない?』と不安になる方もいますよね。

古物商の許可が必要なのは、業として買い取る側です。売る人が持っている必要はありません。ただ、盗んだ物や、採ってはいけない場所で採った物の扱いは別の問題になります。

採る場所に関係する法律

砂金を採るときに関係する法律は、条文にこう書かれています。

法律条文に書かれていること
鉱業法 第3条・第7条砂金は「砂鉱」として鉱物に入る。「まだ掘採されない鉱物は、鉱業権によるのでなければ、掘採してはならない。」
河川法 第25条河川区域内で「土石(砂を含む。)」を採るには河川管理者の許可が必要
自然公園法 第20条国立・国定公園の特別地域で「鉱物を掘採し、又は土石を採取すること」に許可が必要

個人が皿で川の砂金を探すことが、これらの「掘採」や「採取」に当たるかを書いた公式の解説は、確認できませんでした。だからこそ、自分で判断せずに確かめておくのが安心です。

砂金を採る前に河川管理者・自治体・土地の所有者・公園の管理者に確認する流れの図解
採る前に確認する相手
  • 川なら、河川管理者(国・都道府県の河川事務所など)
  • 市町村の担当窓口
  • 土地の所有者
  • 国立・国定公園なら公園の管理者

条文の詳しい話は砂金を売るのは違法?、採る場所のルールは砂金が採れる川と採る時のルールで扱っています。

採った場所と日付をメモしておく

自分で採った砂金なら、採った場所と日付、誰に確認したかをメモしておくと安心です。

店で「どこで採った物ですか」と聞かれた時に、落ち着いて答えられます。産地の情報を値付けに使う砂金専門店もあるので、メモは無駄になりません。

税金はかかる?

国税庁によると、金地金を売ったときの所得は、原則として譲渡所得で総合課税です。譲渡所得の特別控除は、その年の合計で50万円です。

ただ、自分で採った砂金を売った時の所得の区分は、国税庁の公開情報には書かれていません。売った金額が大きい時は、税務署や税理士に聞いてみてください。

国税庁は、金地金の譲渡益を「売った金額から、取得費と譲渡費用を引いた額」で計算すると案内しています。持っていた期間が5年を超えると、譲渡所得の金額の2分の1が課税の対象です。

受け継いだ砂金や買った砂金なら、いつ手に入れたか、いくらで買ったかが分かる物を残しておくと、相談するときに話が早く進みます。

詳しくは砂金を売ると税金はかかる?でお話ししています。

200万円を超えるときに求められること

量が多く、売る金額が200万円を超える場合は、手続きが少し増えます。

所得税法では、金地金等を売って対価が200万円を超えると、売る人が氏名・住所・マイナンバーを業者に伝え、業者が税務署に支払調書を出すと決められています。ただ、砂金がこの「金地金等」に入るかを書いた公的な記述は確認できませんでした。

大きな金額になりそうな時は、店に「何が必要ですか」と先に聞いておくと当日慌てません。

砂金を持っている人

税金のことまで考えると、なんだか売るのが怖くなってきました。

案内役

数粒や数gの砂金なら、まずは気にしすぎなくて大丈夫ですよ。金額が大きくなりそうな時だけ、売る前に税務署へ相談しておけば安心です。

体験で採った砂金・遺品の砂金も売れる?

先に結論

体験施設で持ち帰った砂金も、受け継いだ砂金も、金なら売り先の考え方は同じです。ただ、体験の砂金はごく少量のことが多く、遺品の砂金は本物かどうかを先に確かめておくと安心です。

旅行で砂金採りを体験して、『この小瓶、売れるのかな』と思った方もいるはずです。

体験施設の公式ページには、採った砂金を売ることについての記載は見当たりませんでした。持ち帰りや加工の案内は施設ごとに違います。

施設公式に書かれていること(2026年10月21日確認)
湯之奥金山博物館(山梨県身延町)プラ小瓶のまま持ち帰れる。初心者平均は3粒前後
佐渡西三川ゴールドパーク(新潟県佐渡市)採った砂金はその場でキーホルダーなどに加工できる
土肥金山(静岡県伊豆市)体験コースは「純金粒」を採ると案内(自然の砂金とは別物)

数粒の砂金は、重さにするとかなり少ないことが多いです。例えば0.05gなら、純度90%の仮定で金の量だけ見ても1,025円ほどです。

体験の小瓶には銀の粒が入っていることも

湯之奥金山博物館は、砂金と一緒に純銀の粒も混ぜていると案内しています。体験の小瓶を売る時は、銀色の粒が入っていないかも見ておきましょう。

体験の砂金は、売るより記念に残したいという方も多いですよね。数粒なら、売るかどうかは重さを量ってから決めても遅くありません。

遺品や受け継いだ砂金

家族が集めていた砂金は、どこで採ったか分からないことも多いですよね。

おたからやの公式マガジンでは、購入時や採取時の記録がなくても売却は可能だと案内しています。大きな粒や、本物か分からない粒は分けておき、店でまとめて聞くとスムーズです。

体験の砂金は砂金採り体験の砂金は売れる?、受け継いだ砂金は遺品や譲り受けた砂金を売るで詳しくお話ししています。

受け継いだ砂金を売るまで
  1. 容器ごと写真を撮り、ラベルやメモがあれば残す
  2. 大きな粒と細かい粒を分けて、重さを量る
  3. 金かどうか分からない物は別の袋に分ける
  4. 砂金を受ける店で、まとめて査定してもらう
  5. 金額と理由を聞いてから、売るか決める

ほかの家族と相続した物なら、売る前に一言相談しておくとあとでもめずに済みます。

砂金の買取でよくある相談

先に結論

知恵袋などで多いのは「川の砂金は売れるのか」「どこに持っていけばいいのか」「実際に売った人はいるのか」という相談です。どれも、売り先を選べば売れる、というのが答えになります。

ここでは、よく見かける相談を要約してお答えします。

川や庭で見つけた砂金は売れる?どこで売る?

「近くの川で砂金が見つかるのか、見つかったら売れるのか、売れるならどこか」という相談はとても多いです。家の庭から砂金のような粒が出てきた、という相談もあります。

金であれば、砂金を受ける買取店や精錬分析の業者で売れます。ただ、川で採る前には、その場所で採ってよいかを河川管理者や自治体、土地の所有者に確かめておきましょう。

砂金を買い取ってもらった人はいる?

「実際に砂金を売った経験のある人はいるのか」と、売った人の話を探す相談もあります。

おたからやや砂金専門のあおい商店のように、砂金の買取を公式に案内している店があります。つまり、売りに来る人がいるということです。気になる時は、店に「砂金はどのくらいの量から見てもらえますか」と聞いてみてください。

金を含む鉱石や砂金も買い取ってくれる?

「金の買取が盛んだけれど、金を含む鉱石や砂金は買ってくれるのか」という相談もあります。

砂金は受ける店がありますが、鉱石は難しいことが多いです。田中貴金属のRE:TANAKAは鉱石を買取できない物に挙げていて、井島貴金属精錬も鉱石からの分析は受け付けていないと書いています。

大量の砂金を見つけたら、いくらになる?

「砂金がたくさんある場所を見つけた」「何kgもあったらいくらになるのか」という相談もあります。

計算のしかたは少量と同じです。例えば純度90%の砂金が1000gなら、金の量だけで見た目安は20,495,700円になります。ただ、量が多いほど精錬の費用や手続きも増えるので、提示額はここから下がります。

それより先に確かめたいのは、その場所で採ってよいかどうかです。大量の砂金の話は砂金100g・1kgの値段でお話ししています。

砂金と金は何が違うの?

「砂金と金はどう区別されるのか」という質問もよく見かけます。

砂金も金ですが、自然の中で金と銀が混ざった合金です。店で売られている金地金のように純度がはっきりしていないので、測ってから値段が決まる、という違いがあります。詳しくは砂金の価値と金との違いでお話ししています。

砂金を持っている人

結局、最初は何をすればいいんでしょう?

案内役

砂を軽く落として重さを量り、早見表で目安を出してみてください。そのうえで、砂金を受けると書いてある店に持っていけば、迷わずに進められますよ!

よくある質問

砂金は1粒でも買取してもらえますか?

1粒から査定すると公式に書いている砂金専門店があります。大手の買取店でも少量の査定はできますが、量が少ないと計測の精度に限りがあるので、まとめて持ち込むほうが正確に見てもらいやすいです。

砂が混ざったままでも売れますか?

おたからやの砂金ページには、砂・石・土などの不純物が混ざった状態でも査定できると書かれています。軽く土を落として乾かし、重さを量っておけば十分です。

砂金の買取価格は毎日変わりますか?

変わります。値段のもとになる金の価格は日々動き、田中貴金属工業は営業日の9時30分と14時に価格を公表しています。

金鉱石も砂金と同じように売れますか?

金鉱石を受けない店が多いです。田中貴金属のRE:TANAKAは鉱石を買取できない物に挙げています。売りたい時は、持ち込む前に受けてもらえるかを電話で確かめてください。

売ったお金に税金はかかりますか?

金地金を売った所得は原則として譲渡所得で、特別控除は年50万円です。自分で採った砂金の区分は国税庁の公開情報に無いので、金額が大きい時は税務署に確認してください。

まとめ

この記事の要点
  • 砂金の買取をしている店はあるが、どの金買取店でも受けるわけではない
  • 値段の目安は「金の公表買取価格×純度×重さ」で、実際の提示額はそこから下がる
  • 砂金は金と銀の合金で、純度は産地や粒で違うので店で測ってもらう
  • 売る前は砂を軽く落として重さを量るだけ。溶かしたり薬品を使ったりしない
  • 売り先は買取店・地金商・精錬分析業者・砂金専門店・フリマで条件が違う
  • 採る場所のルールは事前に確認し、税金は迷ったら税務署へ
砂金買取.jp

砂金買取.jp 編集部

採った砂金・譲り受けた砂金・自然金や金鉱石を納得して手放すために、砂金の純度と見分け方、値段の計算、売る前の準備、売り先の選び方、採る場所のルールを、公的機関の情報と公表価格をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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